波間に舟が行く春の黒留袖◆
- 留袖
「お気に入りリスト」から、登録したきものの検討・比較や試着、レンタル申し込みができます。
きものについて
五三の桐が染め抜かれた昭和初期の五つ紋付きアンティーク黒留袖です。手描き友禅で、牡丹、桐、藤、アヤメ、菊、萩などが描かれ、手刺繍も施された、秋から春にかけてのお祝いの席でのお召し物です。波の模様は絞りのように見えますが、鹿の子柄です。裏は紅絹で、袖口や振りは比翼仕立てになっており、たいへん丁寧な仕事です。帯は、白地に笛、竹、菊などが手描き、手刺繍、金泥(きんでい)で描かれた穏やかな印象の一品です。
小物について
小物は無料です。レンタルお申し込み後、マイページでお選びいただけます。
サイズ
サイズ(身丈) | 158cm |
---|---|
サイズ(袖丈) | 50cm |
対応身長 | 163cmくらいまで |
サイズ(号数) | 7号~13号 |
セット内容
きもの・帯・帯揚げ・帯締め・バッグ・草履・かんざし/髪飾り・肌着・裾よけ・長襦袢(半襟付き)・重ね衿(きものの種類やコーディネートによる)・衿芯・腰紐(5本)・コーリンベルト・伊達締め(2本)・帯板(1枚、花嫁、振袖の場合2枚)・帯枕・三重仮紐・足袋が含まれます。なお、肌着のサイズはレンタルのお申し込み後に当店よりメールにて確認させていただきます。
ご確認事項
- アンティーク品につきましては、多少の色のくすみやシミ、生地の磨耗などがある場合がございます。アンティーク品の特性をご理解いただいたうえで、ご利用ください。
- お使いのモニターなどのPC環境、スマートフォンや携帯電話により、実物と写真の色などに差のある場合がございます。
- コーディネートの帯や小物は、写真とは異なる場合がございます。詳しくは、ご希望がある場合は、ご試着時にご相談ください。
店主のひとこと
見えないところにもかけられた手間暇
驚くのは下前です。黒く染めた正絹に、春から秋への花々や吉祥紋様が手描き、手刺繍されている黒留袖ですが、着付けると見えない下前にも、手描きの友禅で染めて手刺繍をするという、丁寧な仕事ぶりです。見えないところにも、かなりの量の細かな手刺繍が施され、手間をかけ暇をかける日本の職人の気概がにじみ出た作品です。
上前には藤やアヤメ、脇や下前には、牡丹、菊などが描かれています。几帳の横木からほどけた帳(とばり)を模したのでしょうか、ひらりと落ちる布に花々が乗せられ、花丸紋のようにも、花舟のようにも見えますね。布には、松、藤、菊、流水紋、麻の葉などの吉祥紋様が手描き、手刺繍で施されています。
胴裏が紅絹で、裾回し、袖口、振りは白い比翼仕立てになっています。今はなかなかここまで丁寧な仕事はしませんね。アンティークだからこその贅沢です。
帯は白地に手描き、手刺繍、金泥の帯ですが、前には横笛、紐、桜、後ろには、雪輪紋に、すっとそびえる竹と菊の花が描かれています。締めてみると前と後ろで印象がまったく違うのですが、ちゃんと意味はあります。神前式の結婚式では、龍笛(横笛)や鳴り物による雅楽が演奏されますね。おごそかで、心が安らぐ調べです。龍笛は篠竹で作られていますので、帯の柄は前と後ろできちんと繋がっているのですよ。
チャペルで賛美歌を聞きながらの結婚式でも、お母様がこの帯を締めていらしたら、ご年配の参列者さまは、きっと安心されることと思います。
原価の内訳について
私たちは、デザイン、品質、価格に至るまで、お客様に納得してゆめやのきものをご利用いただきたいと考えています。
このため、きものの仕入れから補修、配送などすべての原価を開示しています。
きものの仕入れ
-
- 着物
- 28,000円
-
- 帯or袴
- 38,000円
-
- 長襦袢
- 18,000円
-
- 補修作業費
- 18,000円
-
- クリーニング費
- 8,000円
-
- 配送費
- 6,000円
-
- 梱包作業費
- 3,000円
-
原価の合計119,000円
-
ゆめや価格
38,000円 -
ご参考価格 (※)
52,000円
※「ご参考価格」は、当社が2019年9月に実施したリサーチ対象のアンティーク着物レンタルECサイト(5店舗、総計979点、2019年9月時点)に掲載されたレンタル用アンティーク着物商品について、当社の種類別ジャンル(振袖、卒業式袴、訪問着など)に沿って分類を行った上、各ジャンル内で商品を価格別に3グループ(高価格帯、中価格帯、低価格帯)に分類し、各グループ毎に算出した平均値を示しています。